楽~ラント記事掲載(北國新聞)
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機械開発・製造を手掛ける岩本工業(白山市)は1日、工作機械の金属加工に欠かせない「切削液」の自動供給装置「楽~ラント」の最新モデルを発売する。液晶タッチパネルを搭載し、切削液の濃度を的確に把握できるようにした。従来モデルを含め、年間80台の販売を目指す。
切削液は金属加工で発生する熱の冷却を担う。多くの工場では、原液の希釈や運搬、工作機械への供給を人手に頼るが、楽~ラントはすべての作業を自動化し、複数の工作機械への供給も可能。工作機械12台を備える同社倉部工場で導入したところ、人件費を年間約200万円削減する効果があった。
最新モデルは、切削液の濃度を把握しやすくなったほか、ドラム缶内の原液残量や稼働時間も表示できる。2日に大阪市住之江区のインテックス大阪で開幕する「第4回関西工場設備・備品展」で披露する。オープン価格。