平々凡々や心身ともに健康を 感謝! 感謝! 最近の身勝手な個人行動や独裁国家の蛮勇は活字にするのも辛く重苦しい世情です。前号でも表現しましたがボタンの掛け違いが多過ぎるように感じます。
 何かしら総国民自信喪失の感が否めませんが、田舎から町へ出る若者が多い反面このコロナ騒動で都会から穏やかな田舎に移住するファミリーも散見されます。外国人が新潟県の100年古民家をモダンに改造し村を活性化したり、イギリス貴族のベニシア(72才 )さんは京都大原に30年近く住んで雑草(ハーブ??)と共生するような日本式ガーデニング、味噌や梅干しの自家製を楽しみ、伝統工芸の和紙の紹介・日本独自の色・染めなど日本人以上の感性でスローライフを満喫しています。前述のカール・ベンクス( 75才 )さんは十日町9世帯の過疎地に御夫婦で移り住んで30年、8棟を改造してその外観の色合いは蓬色や緋色・・和とモダンの融合が豪雪地域に映えます。
 燦燦と平等に浴びる陽光或いは暴風雨、身に降りかかる火の粉。人生では不可解な環境にさらされますが対処方法は?先ずは何故 “ 勉強 ” しなければいけないのでしょう??明確な答えはありませんが八割方正解だと思う私の見解は 「 選択肢の多寡 」 。 小学生となり以降社会人になる迄“学習”や“部活”に励む環境に置かされますが、何れも努力の積み重ねが結果と現れます。成績が良くなる、スポーツであれば正選手に成れる。或いは努力しても成績は上がらない・補欠で終わる。ここで重要なのはそこに至る努力の過程ではないでしょうか?それぞれ向き不向きを自覚する事が“目覚め”となり“人生の指針”に。自分の大切な人生を自分の意志で切り開けるのですから。一流企業に勤めるのも良し、料理人や大工さんになるのも良し。 押し流される事なく “ 気付き ”= “ 感謝 ” を理解すれば周りの方々から刺激を頂くことに自然体で対応できるでしょうし素直さや優しさの表現が豊かな人間関係を築き上げられます。
 
世界の中でも荒ぶる天災が多い反面、自然景勝・四季など日本のように優しさに溢れた国で 生 を受けた事に感謝。 
       
 NHKテレビ『沁みる夜汽車』より 
“やり切れない”・・槍は切るものではなく“槍は通すもの”