年季の入った寿司職人は、板場に立つと 手のひらの温度が自然と下がるのだそうです。 そうすると寿司(シャリ)が手にくっつかず、 ネタの鮮度も保たれて 一番美味しい状態でお寿司を提供できるのですが、 まだ経験の浅い職人さんは水を使わなくては手の温度を下げられません。これはNHKのテレビ番組でも 実際に温度を測って実験していたので 科学的に根拠のある事実です。 大将の握った寿司の方が美味しく感じるのも決して気のせいではないのだと分かりました。 又、空気をふんわりと含んだ米粒の量も寿司ネタにより増減を微妙に調節しています。握り寿司では400粒前後で御飯茶碗一膳は3200粒だそうです。 天ぷら職人は、 油の温度が適温かどうか調べるために 100度を超える鍋の中に 指を突っ込んでも平気ですし、プロの舞台女優は スポットライトを直接浴びても舞台上では顔には一滴の汗も流さず 脇から下にしか汗をかかないそうです。 一流を極める人というのは、 厳しい努力とたゆまない向上心によって 自然にそういう超人的能力が身に着いています。 先輩や師匠に教わったから出来るようになるというものではありません。プロと言われる方々は手先の感覚を研ぎ澄ませるために、温度や湿度の影響を感じることがあります。しかし、手先の温度を意図的に下げるために自律神経をコントロールすることは難しいです。ただし、一部の人々は、特定のトレーニングや瞑想などの技術を使って、自律神経を一時的に制御し、体温や血流を変化させることが出来ますが、これは一部の熟練した職人・瞑想修行者やヨーガの実践者に
見られる現象です。アルキメデスが入浴中に「浮力の原理」や、ニュートンがリンゴの落下から「引力」を発見した逸話は有名で、IQの高さは勿論ですが(睡眠中も思考に耽る)異常な集中力が発見に繋がったのでしょう。得てして天才と言われる偉人たちは常識的な社会適応能力には欠ける行動が往々にしてありますが、その評価を認める方々に恵まれているからこそ歴史に名を残すことが出来たのです。まかり間違えれば「奇人」として見過ごされる天才が多く埋もれてしまう事も有ったでしょうが・・・。ここで重要なのは、一般人も含め「変人」という扱われかたをされない為にも『挨拶』が人間関係を良好にする大きなツールではないでしょうか?さらに言えば利己的な行動は大きな誤解を招きます。「お早うございます!」「こんにちは!」「良い天気ですね!」などなど・・・、で次なる会話に繫がります。話し合う=理解し合う 職人の世界や芸術(音楽&絵画&Etc)や学術(研究)、農業・営業 人とのかかわり方にはそこで学びが生じます。
関る=刺激 褒める=褒められる 尊敬する=尊敬される 誰しも「孤独」は求めません!誰にも必ずや「魅力」が有ると断言出来ますし、周りの方々にも魅力を感ずるはずです。そこで会話が始まりお互いに研ぎ澄まされるのです。『玉石混交』・・・単なる小石でもお互いに擦り(話し)合わされば輝きが出ます。