作家 立花 隆 氏 2018年2月文春新書発行の表題です。現代の著名人では本田宗一郎・石原慎太郎・立花隆・山中伸弥・加山雄三・松井秀喜・・・、尊敬と憧憬を持っています。 私自身が現在有るのもファミリー・同業者・製造業界人や友人・知人に多数尊敬出来る方々からの刺激を頂いたからこそと感謝しております。
『ミューオン』地球上に降り注いでいる宇宙線、素粒子は透過力が高いのでレントゲン写真で撮ったような映像を捉えられます。著書の目次には「生と死に学ぶ」「歴史と語らう」「化学を究める」・・・中に神岡鉱山に設置されたスーパーカミオカンデにより火山の内部をカラー映像で伺えます。偶々数年前のNHK放送ではピラミッドの深部を撮影し、掘削(破壊)する事無く内部構造を把握出来ます。ミューオン利用の透視技術は日本が最先端を行き、その応用は無限で医療や低温核融合を制御出来ればエネルギー問題も解決できます。更に地震や火山噴火の予知など、地球を丸ごと解析できるようになれば自然災害の被害を最小限に留める事が可能となります。ニュートリノ研究では小柴昌俊・梶田隆章氏がノーベル物理学賞を受賞しています。環境倫理学者(東大教授)鬼頭秀一教授は「自然というのは荒ぶるものです。荒ぶる自然は一方で人間に恵みをもたらす」・・「禍だけを与える世界では文化は発達しません」日本は本来緯度からいうとゴビ砂漠、タクラマカン砂漠、サハラ砂漠と同じような乾燥地帯になっても不思議ではない地域にありながら、奇跡のような偶然の積み重なりによって、世界一豊かで美しい自然を持つに至った国である。森林の豊かさ世界一。樹木種の豊かさ世界一。植物の種類、魚の種類世界一。水の豊かさ、清冽さ世界一。自然の色合い豊かさ世界一。自然環境の多様性世界一。地形の複雑さ世界一などなど。・・102Pまま。土着の村人・国民はめげることなく国を捨てず逃げず、悲しみや苦しみを克服し万の神を信じ耐えたたからこそ繊細な慈しみを持った国民性を醸成できたのではないでしょうか。
海は近未来の日本にとって、歴史的大災害をもたらす要因(富士火山帯大噴火・南海トラフ大地震など)になり得る自然システムであると同時に、これまで最大の弱点であった資源エネルギー問題において、歴史的大逆転をもたらし得る可能性を秘めたものでもある。日本は国土の大きさにおいて世界61位の小国だが、日本が利用可能な海の広さ(領海プラス排他的経済水域=FEZ)において世界六位の大国でもある。利用可能な経済水域を現実の富に変えていくのは、ひとえに海洋資源の利用技術だが、この点において、日本は圧倒的に技術優位な大国である。メタンハイドレード、海底油田、ガス田海底熱水鉱床、マンガン団塊、コバルトリッチ・クラスト、レアアース資源泥などなど、日本の最弱点とされてきた資源問題において、日本はこの先、その資源量においてと、希少価値において、圧倒的なパワーを持つ可能性を秘めている。世界一の調査掘削船「ちきゅう」は2005年竣工以来世界中の海を駆け回り、掘ろうと思えばマントルまで可能で、大地震の解析と大津波の前兆をとらえて警告を発し沿岸住民を逃がすための予防連絡システムを構築中。・・113Pまま。
現実・現在に目を向けると悲惨に破壊されたウクライナの都市が放映され、無垢な幼児や女性など多くの命が失われています。何故このように残酷非道な事が許されるのでしょうか?故オルブライト国務長官は2000年ロシアとの外交会談でプーチンへの印象は“小さく青白くて爬虫類のような・・”と物の見事に看破しています。ロシア側の発信は信じられないくらいの鉄面皮で“戦争はしていない!”“ウクライナの自作自演!”・・などなど、これだけ映像の真実が世界中に知らしめられているにも拘らず、盗人猛々しい・悪魔の仕業としか思えません。何故ロシア国民は立ち上がらないのでしょうか??NATOには、腰を上げなかったスウェーデンやフィンランドも加盟申請するようです。又、加盟各国は国防予算をGDP2%目標に。ドイツは1.4%から政権交代により1.2%の下方修正を今回を機に2%。
“国益”が最優先とは言え、暴力(抑圧・発言の自由の無いロシア・北朝鮮・中国&紛争している)国家に対し配慮する余地は有りません。国民は貧しいが故に(情報統制で)視野が狭くならざるを得ず、私利私欲の権化と化した(殆ど軍関係者)特権階級による紛争なのです。国内に目を向ければ野党が“なぜ降伏しない?”“核シェアリング反対”・・ミサイルを向けられたらどのように自衛すればいいのでしょうか?? 自然災害に対する日本人・先人の復興力には心底より畏敬を感じ誇れます。コロナ感染も含め世界が異常事態ですが、それぞれの国々や地球人がこれらの艱難辛苦を必ずや克服できると信じています。
平和・お互いの個性を認め合い仲良くなれることを願うばかりです!!